SSL包囲網
先日の記事を少し補足させてもらいますけど、今はGoogleだけじゃなく全世界がSSLの推進にやっきになっています。これはネット…というか通信網の進化が背景にあります。
「SSLって?」という記事でも書いた通り、SSL暗号化通信になっていないと通信内容が傍受されたり改ざんされる危険性があるのですが、今はどこでもネットに繋がれる時代になってきました。そう…データ通信の大容量化や無料Wi-Fiの普及により、どこでもネットできる環境になってきたんですね。
そのため、「どこでも」通信が傍受される危険性が出てきたんです。いわば、サイバー攻撃の危険度がすごく増したんですけど、特に無料Wi-Fiなんかは攻撃を仕掛け放題と言われていますので危険度は段違いです。
例えば、パスワードを納品時のままにしているなどセキュリティが甘い無料Wi-Fiがあると、そこにつながっている全ての通信が傍受されてしまいます。日本ではあまり見かけないと思いますが、サイバー攻撃者自身が設置している無料Wi-Fiなんかも存在します。
ですから、出来る限り無料Wi-Fiには接続しない方がいいのですが、データ通信が心許ない場合は見つけたらどうしても繋いじゃいますよね…。そのため、「ネットと通信が発生するような状況では、100%暗号化通信になっているのが好ましい」…と考えているのです。
ですから、今後もSSLを推進する動きに変わりはありませんし、今以上に加速していくことになると思います。もう「待ったなし」と言われる理由はここにあります。