決済手段
先日ある方と話をしていて「ホームページでクレジットカード決済って必須ですか?」と聞かれました。まぁ利用者の利便性を考えたらあった方がいいでしょうね。でも絶対絶対必要かといえば、そうでもありません。クレジットカード決済ではシステム利用料とか決済手数料とかもかかりますんで、売り上げ金額とか利益率の問題とかも絡んできます。
それと決済手段の問題だけでどれだけカゴ落ちを防げるかというと、そりゃ手段は多彩な方がカゴ落ち率は下がりますけど、それだけでの問題でもないんで一概にはなんとも言えない部分もあります。
それほど規模の大きくないショップや会社の場合でしたら、実は決済手段ってそんなに重要でもありません。(勘違いしないでいただきたいのは、基本的に決済手段は多様な方がいいです。重要度の問題ですね。)もっと大事なことって他にあって、決済手段にこだわるよりもそこを充実させた方がいいって話です。
何故ならば、人は「手に入れたい」と思ったらなんとしても手に入れようとするからです。つまり「欲しい」と思わせることが一番大事なポイントであって、そこまで行ってしまえば他のことなんて障壁にはなりにくいんです。決済手段が銀行振り込みしかないお店でも、他の魅力によって売れているお店はたくさんあります。
例えばリアルでは、立地条件を逆手に取ってあえて隠れ家的雰囲気を演出するようなお店もありますよね。そんな感じで利用しにくい状況を逆手に取る手法もあります。例え条件的に悪い事があっても、それを障壁と捉えるか逆転の発想に結び付けるかで結果は大きく変わってきますから、そう考えれば決済手段なんて「目的」じゃなくて単なる「手段」だってことに気がつくはずです。