SNSで広めてもらうために

自社の良いところや良い商品をSNSで広めてもらいたいって、会社やお店をやっている人なら誰しもが思いますよね?でも、会社やお店が意図したとおりにSNSで広めてくれるかと言ったら、それはなかなか難しいものがあります。

何故ならば、「広めたい=情報発信したい」と思うツボって人それぞれ違うからです。例えば同じケーキを食べたとしても、人によっては「美味しかった」ってことを伝えたいかもしれませんし、「安い」ってことを伝えたい人もいるかもしれません。今だと多いのは「映え」でしょうけど、「店員の接客がいい」ってところに反応する人もいるかもしれません。ですから、会社やお店が伝播して欲しい情報をきちんとSNSで広めてもらうためには、ある感情を利用する必要があります。

SNSの情報発信は、基本的には口コミと同じです。じゃあ口コミってどんな時に発生するかと言いますと…基本的には「お客様が得をした時」です。ただ、これって一過性のものが多くて、長続きしないんですね。長続きさせるためには、そこに「感動」という視点が必要になります。

人が行動を起こす時ってのは、感情が揺さぶられた時です。それは良い意味でも悪い意味でもそうなのですが、良い口コミを伝播してもらうためには「感動してもらう」のが一番です。ですから、会社やお店側が本当に伝えて欲しい部分に「感動」をトッピングすればいいんです。

…とは言っても、人を感動させることは至難の業です。でも、ある方法を用いれば比較的簡単に人を感動させることが出来ます。それが…「良い意味で期待を裏切る」ってことです。「良い意味で」ですよ。

思っていたよりも質が良かった、特別扱いの対応をしてくれた、何かがおまけでついてきた、想像より格段に美味しかった…なんでもいいんです。お客様の期待しているレベルより、もうひとつ上のレベルのものを提供するだけでいいんです。もちろん、それはその時まで内緒にしておく必要がありますけどね。

予想外の喜びは必ず感動を呼びます。「良い意味で期待を裏切る」…SNSに限らず大事な視点ですよ。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。