●バイラルマーケティングの失敗例
口コミでバイラルマーケティングを仕掛けるのはいいのですが、「作られた口コミ」は逆効果になるのがオチです。なぜならそこには真実が見えてこないから。消費者は敏感です。隠されたウソなどすぐ見抜きます。
その典型的な例がSONYのウォークマンマンブログ。事の顛末はSONYが新しいウォークマンを発売するにあたり、戦略広告としてブログを利用しようとしたところから始まります。普通の企業広告ブログだったら良かったんですが、何を思ったのかモニターの人の体験記というカタチを取り、口コミを発生させようと仕掛けられたものでした。(今は消されています。)
何が問題だったかと言うと、ライバルのiPodメーカー「Apple」を誹謗中傷してしまった事。そして記事がウソで塗り固められたものだった事。ウソを隠すために更にウソで塗り固めていった事。結果、閉鎖という形になるのですがSONYからは公式な謝罪が何も無かった事。
結局一番の問題は「ヤラセ」だったという点ではないでしょうか?ウソの情報だったわけです。ネット上では情報を探しに来ている人がほとんどなので、ウソの情報は意味が無いわけです。そしてそれがウソだと分かった時、事態は逆方向に動き出します。