●補完
実は日本語って、いいかげんでも意味が伝わる事が多いんです。何故ならば、言葉の足りない分を脳が自動的に補完するから。例えば、「つもお世話になっております」とか「はようございます」とか書いてあっても、なんとなく意味は伝わりますよね。これは脳が自動的に言葉を補完しているからです。
実はこれは言葉だけじゃなくて、視覚や聴覚なんかもそうです。例えば、壁のシミなんかが人の顔に見えたりする事がありますよね。これは脳が、単なるシミを関係のある模様にしようと補完しているのです。(英語も同じ理屈で、単語を覚えるよりも発音を覚えた方が通用すると言われています。単語が適当でも意味が伝わった方が強いのです。)