●空間の魔力
デザイナーは空間把握能力が命です。中でも立体空間把握能力。三次元的な把握能力です。出来るデザイナーほどこの能力が優れているような気がします。
でも、立体空間能力に優れている人って、平面空間能力は人並み以下だったりします。(人によりますけどね。)
例えばうちのデザイナー。デザイン能力は素晴らしくて空間把握能力にも優れています。でも平面把握は全く出来ません。具体的な例では、地図が読めないんです。すっげー方向音痴です。なんで?って思うくらいわかってません。
立体空間能力を司っているのは右脳と言われています。一般的には女性は右脳でモノを考えるといわれていますが、デザイナーに女性が多いのも分かるような気がします。そして「地図を読めない女」なんて言葉があるのもわかる気がします。(実はうちの嫁も地図が読めません。)
逆にライティングには平面把握能力が必要です。スペースや改行、はたまた余白など、読んでもらえるためのレイアウト(ライティング)には、全てを考慮しないといけません。
中でも文章の区切りや改行(空間)の量などは大切ですね。これらは余白とも言い換える事が出来ますが、余白を制するものはライティングを制すと思っています。
僕は異常なほど地図が読めます。少し走ればだいたいわかりますし、勘で走っていけばだいたい目的の場所にたどり着く事が出来ます。知らない場所でも自信があります。北海道のだだっ広い牧場(というか山の中)を地図無しで走り回った時もドンピシャで目的地のまん前に出ました。
でも、空間把握能力はありません。自覚しています。
空間把握能力にだけに優れているデザイナーと、平面把握能力にだけ優れているライター…実は最強のコンビなのかもしれません。
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