●YST変更とGoogleの4軸
Yahooのシステム変更が9月に行われるという予測があります。既にある地域では実験が始まっているので、秒読み段階のようですね。
ディレクトリ検索結果が消えるというものですが、この変更が行われると世のSEO業者はこぞってGoogleからYahooにシフトしそうな気配です。(弊社は既にシフトしつつあります。)
弊害としてPPC広告の単価も上がりそうですね。オーバーチュアもJワードも重みが変わります。重みが変わる=費用が上がるという事です。他のPPCは単価が下がるかもしれませんが、逆に呼応してアドワーズ等も上がってくると弊社では見ています。
高い比率で広告に頼っている会社は費用が増大します。アドワーズ1本の場合はオーバーチュアも選択肢に入れていく必要が出てきます。
Yahooと比べてGoogleはどうか?Googleも毎日変わっています。最近では時間経過による上位表示特許を出願しました。経験により気付いてはいましたが、アルゴリズムの一部を前面に出してきました。これは何故か?知られても対策できないからです。
Googleは大別すると現在4軸のアルゴリズムを採用しています。
1軸はキーワード。キーワードの比率、出現率などの事です。初心者SEOですね。
2軸はバックリンク。インバウンドリンクはもちろん関連のあるサイトから多数の被リンクを受ける事が大切です。ページランクは最近あてになりません。
3軸はライティングとの関連性。アンカーテキストの前後のライティングが重要になります。
そして4軸が時間。全く同じレベルでSEO対策を施したとしても、老舗サイトの方が上に来ます。どうもサイトの時間経過もクロールしているっぽいのですが、どの時点からの時間かはまだわかりません。推測では、サイトがはじめてインデックスされた時か、初めてバックリンクを受けた時のようです。
もちろん運営期間が長いというだけではダメです。4軸全て揃って有効なSEOになります。
時間と言う対応のしようも無いものがGoogleに導入された事によって、GoogleのSEOが若干やりにくくなったことは事実です。そして、この時期にYST変更が行われると…。
SEO対策の主流はYahooに取って代わりそうですね。
余談ですが、今回ふと思ったのは、以前ドメイン(有名な商標のドメイン等)の売買が問題になった時期がありましたが、これと似たような事が起こるかもしれないという事です。
要は「長期運営しているドメイン」を売りますと言う商売です。これをやられると時間がお金で買えてしまうことになります。歴史と伝統のあるドメインほど高値で取引されそうです。
ネット上の話であるとはいえ、時間がお金で買える時代になったとは…。(リアルの世界で、時間がお金で買える話は又の機会に…。)
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