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2005年08月24日

●人で売る

いい商品なのに売れない…こんな経験をしている営業マンも多いと思います。

売れないのは商品のせいではありません。人のせいなのです。…といってもあなたが悪いと言うわけではありません。見も知らぬ人が何かを売ろうとしている時、普通の人間は警戒して当たり前なのです。
まず、営業マンというものに対して最初に必ず不信感を持っています。(よほどのお人よしで無い限り)ここから、この不信感を切り崩していく事が営業トークなのです。

お客様は、最初「何かを売りつけようとしている」と考えています。営業マンが何を言おうが耳を閉ざしています。耳を閉ざしたお客の頭の中には、いくら説明してもその商品のすばらしさは届きません。逆に、説明すればするだけ胡散臭くなります。

では、相手に商品の良さを伝えるにはどうすればいいか?

その中のひとつが先日も少し書いたセルフプロデュース(自己ブランディング)です。


あなた自身をブランディングし「この人からの情報が欲しい」と思わせることが出来れば成功です。どんな商品でも売れるでしょう。お客様は商品でなくあなたに注目します。そして、それは売上の効率的な向上につながります。

こういうとマインドコントロールと間違えられそうですが、ブランディングと洗脳は別物です。体系的に重なる部分は出てきますけどね。例えばカリスマシェフとどこかの教祖。信じている人から見たら同じようなものですよね。


話を戻しますが、人は「何を言うか」よりも「誰が言うか」によって、その内容に納得し、内容を信頼します。全くの見知らぬ人がいくら上手に「自然食材」について説明しても売りにくいですよね?でも例えば道場六三郎(古い?)が「これほどの自然食材は見たこと無い」と言ったらどうでしょう?おそらく売れますよね?

体験や経験が豊富と言う事もブランディングなんです。これだけの経験をしているから信用できると感じるのもブランドのひとつなんですね。

一度ブランドを築くと、お客様は好意的に話を聞いてくれます。そしてそれは売り上げの向上につながります。ヘタすると商品について詳しく話さなくても「あなたの勧める物ならば…」と買ってくれる場合もあるかもしれません。

重要なのは「どう売るか、どう商品を説明するか」ではなく、あなたという人間を「どう表現し」いかに「有効な情報」与え、あなたと会っている時間を「貴重な時間」と思って頂けるかどうかです。


セルフプロデュース(自分自身のブランディング)は、今後よりいっそう必要になっていくと思います。業種職種を問わずです。特にホームページを活用する場合は、ホームページが営業マンですので、逆に生産者、運営者などのブランディングが必要になってきます。

あなたは「あなた」を上手に表現できますか?

※ セールスの世界では昔ブランディングの事をポジショニングといっていましたが、内容的には似たようなものです。お客様から見たポジショニングは、要は自分のブランドのレベルなんですから…。





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