●転職の時代
以前に「会社人間と仕事人間」という記事を書いた事がありますが、仕事人間と転職は切り離せないものです。そして、会社人間にならないためにも転職は必要なものです。
会社にしがみついて生きるよりも、何か技能を身に付けて、その技能を会社から求められるようになりなさいという事が「会社人間よりも仕事人間に…」という言葉の本意です。
そしてその技能は別にひとつのことに特化しなくてもいいんです。
実は僕は転職組です。26歳まではどんどん転職していろいろな仕事を経験し、本当に自分にあった仕事を見つけようと思っていました。(何故26歳なのかは説明できませんが、当時から漠然とそう思っていました。自分の中で勉強の時期という期限を切っていたのかもしれません。)
結局26歳までに天職(と当時は思っていた)が見つかって一度は落ち着いたのですが、諸事情で最終的には独立開業しました。でも、今までいろいろな仕事を経験してきた事は無駄ではなく今でも何かと役立っています。
転職とは天職を見つけるためにするものです。もしかしたら見つからない場合もあるかもしれませんが、その場合は創ればいいんです。(これについては又後日)
そして、何が大事かと言うと、転職の過程と言うか、学びの姿勢と言うか、その過程で身につけた技能…これは決して無駄にはなりません。必ず何かの役に立ちます。世の中に無駄な事はありません。色々な技能が密接に絡みあったものが仕事であり会社なのです。
ロールプレイングという言葉があります。マーケティングの世界では少し意味が違いますが、ゲームの「ロールプレイング」の方が一般的に定着しているのではないでしょうか?
このゲームの「ロールプレイング」という考え方。これを思い浮かべると分かりやすいかもしれませんね。色々な職業を経験し、ひとうひとつ色々な技能を取得していく…しかし、それらは決して無駄なものではなく、最終的には自分のためになっている。
一見遠回りのようですが、目的意識を持っているとこれはすごい近道です。
あなたの歩んできた道を思い浮かべてみて下さい。節目節目で色々な出会いがあり色々な技能の取得があったと思います。きっと眠っている技能も多いはず。でも、無駄な技能は何一つありません。是非有効活用して下さい。きっとあなたをもう一段階上に成長させてくれるでしょう。
今まで歩んできた人生に無駄なものなど何一つ無いのです。
<< 前の記事(スロービジネスという定義) | 次の記事(創職という選択肢)>> |