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2005年10月04日

●信頼と信用

今日お客様のところに行ったらこんな話が出ました。

「スタッフの事を信用はしているが、信頼はしていない。」

なるほどなと思いました。

信用と信用…言葉は似ていますが、意味は若干違います。信用も信頼もコツコツ築きあげていくものです。でもどちらかというと信用の方が時間がかかるかな?

信頼とは、あるジャンルに特化している場合も多いです。例えばパソコンのスキルは信頼できるとか、技術的、知識的な面が強い場合も多い。

対して、信用とは人間性における面が強いです。

つまり、その人を信頼できないと言っても「任せる事が出来ない、頼る事が出来ない」だけであって、人間そのものを否定しているわけではありません。でも、信用できないとなると話は別。その人を「信じる事が出来ない」のだから、もっと根本的な部分でNGとなります。


で、冒頭でのお客様の言葉。

「信用はしているが、信頼はしていない。」

これはある意味、経営者としては正しい。その人の事を信じてもいいけれど、頼り切ってはいけないって事です。スタッフだって人間ですから間違いはあります。「任せる」事で自信を持たせるのはいい事だけれど、頼りっぱなしではいけません。最終的な責任はトップが持つべきです。

「信頼」を得るのも「信用」を得るのも大変な事ですが、仕事面では「信用できる」スタッフを、人生を豊かに生きるには「信頼できる」人間を集めた方が良さそうです。





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