トップ >> 想いを語るコラム >> 嫌とは言わせない

2005年10月12日

●嫌とは言わせない

お客様を誘導する時に問いかけ文が重要になる場合があります。キモは「嫌と言わせない」事、拒否させない事です。

例えば以下の文章。

「○○したい人はこちらを今すぐご覧下さい。」A

「○○はもうしましたか?」B

上の二つの文章の違いは、問いかけられた人が拒否出来るか出来ないかです。


Aの文は拒否できます。「嫌」と言われればそれまでです。対してBの文は拒否できません。「した」か「していない」としか答える事が出来ないからです。このように2種類の答えの中から選択させる事はセールストークの常套手段です。

お客様に考えさせてはいけません。そして「嫌」という選択肢が選択できる問いかけをしてはいけません。「嫌」と答える事は一番簡単な事なんです。つまり無意識ながらその答えを選択してしまったり、面倒くさいからそう答えてしまったりします。

又、「嫌」という答えは心理的にも作用します。一度「嫌」と思い込んだものに対してはずーっと嫌なままです。逆に「した」か「していない」というような選択肢ですと、「していない」と答えたとしても、それは「していないから、いつかしよう」という前向きの答えに変化するんです。

お客様に問いかける言葉一つとっても売り上げは大きく変わります。これはネットでもリアルでも一緒です。トップセールスマンはお客様の答えを最適な方向へ導いています。導くといっても詐欺とは違いますよ。^_^; お客様のニーズを一瞬のうちに見抜き、最適な状況へ導いているのです。だから当然顧客満足度も高い。求めているものを提供されるのだから当たり前ですね。

ホームページの文章も一緒です。答える事の出来ない問いかけ文、拒否できる問いかけ文を使っていませんか?基本的に人間は考える事を嫌う生物ですので、二者択一になっている方が反応率は上がります。

たったひとつの文章でも、その文章次第で売り上げが変わる可能性があるという事を覚えておいて下さい。





この情報は役に立ちましたか?  

お役に立ちましたら「はい」をクリックしてランキングへのご協力をお願いします。


<< 前の記事(あっという間の3年) 次の記事(聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥)>>

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.folksworks.com/blog.folksworks.com/mt/mt-tb.cgi/135

コメントする