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2005年10月23日

●褒めて伸ばす

褒めるという行為はとても難しいです。何故ならどんな素晴らしい事をしたとしても「そんな事はやって当たり前」と思ってしまうからです。逆にミスや失敗はよく目に付きます。そしてそんなミスや失敗は、二度と繰り返さないようにという意味も込めて、叱る場合が多いです。

部下から上に上がってくる情報はいかがですか?例えば100回正しい事を行った人が1回ミスをした時、報告されるのはミスだけではありませんか?

どんなに素晴らしい事をしてもそれが褒められなければ、認められなければ、いつしか無気力感に襲われます。実は、ミスを非難されるよりも、正しい事を行ったのに無視される事の方がダメージの蓄積は大きいのです。


褒めるという行為はある意味魔法です。人というものはほとんど全ての人が褒められて伸びるんだと思います。褒められると何倍もの力が発揮できるばかりか、士気もすごく上がります。

人によっては尊敬する人に褒めてもらいたいがために一生懸命働く場合もあるでしょう。でもそれが正しく評価されなかったら?…きっとその人は二度とヤル気を起こさないでしょう。

人は自分が扱われたように他の人を扱います。部下に正しく接すれば、きっとその部下はお客様に正しく接すると思います。つまりスタッフの満足度は顧客満足度にも繋がるのです。

あなたは最近誰かを褒めましたか?誰かに褒められましたか?当たり前の事でも正しい事をしたら褒めてあげましょう。それはきっとお客様ばかりか、あなたにも跳ね返ってくると思います。





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