●目に見えないところを見る
どんな仕事もそうですが、表面上の事ばかりを指摘する人が居ます。目に見えるものしか見えてないんですね。でも本当に大切なものは目に見えないものです。
ホームページでもそうなんですが、裏側を見抜く事が大切です。これが見抜けるようにならないと、いつまでたっても物事の本質が分かりません。
小手先の技術や仕掛けが重要なんではないんです。なぜここに仕掛けが施してあるのか？なぜここでこのような技術を使うのか？というバッググランド的なものが重要なんです。仕組みを見抜き、その背景に目をやる事が大切です。
例えばSEOの知識が少しある人がhtmlを解析して、ここにこういう技術が使ってあるからSEOができているんですね…というのは愚の骨頂。SEOは最近は小手先の技術は通じなくなっています。それこそ目に見えないところの対策が重要になってきています。
そして物事の本質が見えていないというのは「SEOが問題なのではない」という事です。SEOというのは反応を得るための仕掛けのひとつでしかありません。当然SEOを施しただけでは（アクセス数は上がっても）反応は上がりませんよ。
物事の本質が見えていない人はSEOを施して、検索エンジンに上位表示さえされれば売り上げが上がると思っている…。そんな甘いもんではありません。アクセス数だけ上がっても意味は無いんです。
売り上げや集客を最も分かりやすい式で表すと、
「 訪問者数（見込み客）× 反応率（お問い合わせ、注文者数）」
となります。
この式は左辺も右辺もどちらも重要ですが、より重要なのは右辺（反応率）になります。何故なら、いくら訪問者数が増えても反応率が 0% なら、いつまでたっても売上は 0 だからです。大切なのはこの式は足し算ではなく掛け算という事です。
SEOはあくまで底辺（訪問者、見込み客）を底上げするだけです。ホームページ自体が反応の取れるホームページ構成になっていなければ意味はありません。（これはSEMの範疇になりますが…。）
そしてもうひとつ本質が見えていないというのは、「トップ表示や上位表示が問題なのではない」という事です。例えば「あなたの会社の自社名」や「検索しそうも無いキーワード」で上位表示しても意味はありません。又、人気キーワードで上位表示されたとしても、それが聞いた事も無い検索エンジンだったら意味はありません。どの検索エンジン（普通に考えたらYahoo、Google、MSNになりますが…）に、どのキーワードで上位表示するのか？が大切なんです。
目に見える部分だけを見てしまうという事は、上記の例だけでなくどんな事でも当てはまります。物事の裏側を見るようにしないと、いつまでたっても物事の本質は見抜けません。あなたは目に見えない部分を見ていますか？
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