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2005年11月01日

●ターゲットを絞り込む

今日お客様のところでターゲットの絞込みの話になりました。お客様が神田さんの365日語録を読んでいて、それに丁度ターゲットの絞込みの話があったとの事でした。

神田さんが提唱するエモーショナルマーケティングでは、顧客の絞込みにはひとつの条件ではなく、ふたつの条件が必要と言われます。要は「女性限定」というひとつの条件だけでは顧客は振り返りにくい、でも「30代の女性限定」とふたつの条件で絞り込むと顧客は振り返り始めるというものです。

この絞込みは具体的であればあるほど効果を発揮します。つまり上の例でも「子供が居る30台の女性限定」とすればもっと絞込みが出来るわけです。

実はこれは半分本当で半分間違っています。


…というのはこのふたつの条件はうまく組み合わせないと反応が出ないからです。つまりフィルターの選定が重要。例えば上の例。老化防止の化粧品を売ろうとしている場合には最適なフィルターです。でも、家を買おうとしている人にはミスマッチなフィルターですね。

ターゲットの絞込みは非常に重要です。フィルターさえ間違えなければ、興味のある優良顧客だけを囲い込み出来ますのでクロージングまでが非常に楽です。興味のある人ばかり集まってくるのですから、ふるいにかける必要がありません。

顧客の絞込みをすると、それに興味が無い、つまりターゲット層意外は振り向かないのではないかというとそうでもありません。有名な例ですが、雑踏の中で「山田さん」と呼びかけた時、「山田さん」だけではなくその連れも絶対に振り向きますよね?つまりはそういう事です。


これはホームページにも当てはまります。「目に見えないところを見る」でも話した通り、ホームページではアクセス数と反応率どちらも重要ですが、ホームページにフィルターを施して、本当に興味ある人だけ集めるようにすればアクセス数が少なくても反応率は高いです。(実は弊社のホームページはそのような作りになっています。)

問題はフィルターの選定ですね。これを間違えて集客している人は多いです。一番良いのは効果測定を行う事ですが、それが難しい場合は本当に何度も考えてみて下さい。色々な人の意見を聞くのもいいです。頭に汗をかくのは体に汗をかくのよりも疲れますが、本当に効果を求めたいのなら頭に汗をかくしかありません。

実は肉体労働よりも頭脳労働のほうが疲れるものなんです。だからそれを嫌がる人たちは何も考えずにただ体を動かす仕事を選ぶんですね。

あなたは頭に汗をかいていますか?たまには頭に汗をかくのも必要ですよ。世の成功者たちは毎日頭に汗をかいているのだと思います。





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