●紙媒体とネットの違い
メールやホームページで文章を書く上で考慮しないといけないもの。それは紙とディスプレイの違いです。これはデザインも同じなんですが…。
基本的にディスプレイで文字を読むというのは疲れる行為です。小説などと違い長時間読み続ける事はできません。そのためそのあたりを考慮した文章構成(レイアウト)になっていなければいけません。
これは文字の大きさや色という装飾的なものもそうですが、それ以上に大事なものがあります。
それは改行。メールもホームページもそうですが、ネット上で文章を読んでもらうためには細かなセグメントでくくって書いていく必要があります。ネットでは長文にする必要はありません。短文の繰り返しの方が読みやすいですし、理解されやすいです。
紙媒体の場合は段落を区切る(改行する)のは内容が変わった時です。決して文章が長くなったからではありません。そういう点でも紙媒体とネットは違います。
モニタをびっしり文字で埋め尽くす…なんてのは愚の骨頂ですね。できれば2〜3行でまとめるのを心がけるといいです。ページデザインの幅にもよりますが、長くても5〜6行ですね。つまりは、2〜3行(5〜6行)で改行を入れて、その下にも一行空白行を入れて区切る…これの繰り返しなんですね。
読み手の気持ちになって考えればいいんです。文字がびっしりと詰め込まれたページで情報を探そうと思いますか?又、ネットでは一気に文章を読む人はほとんど居ないんです。だいたいは部分部分を抜粋して必要な情報のみを読み取ります。
そのため、文章を読んでもらうには、要所要所に息を付く箇所を用意してあげてストレスを緩和してあげるのが必要なんですね。そうすると言いたい事を全て読んでもらえる可能性も高まります。書いて終わりじゃないんですよね。読んでもらってなんぼです。これは修飾や技巧をこらすより重要な事です。
ベストは全ての細切れの文章が繋がっていて、誘導線になっている事。いつのまにか全ての文章を読み終わっていて、最終到達目標ページに誘導していると言うのが理想です。
そういった諸々の事を考慮して文章を作っていかないと、いつまでたっても文章を読んでもらえません。それは、言いたい事を理解してもらえない=売れない という事になります。
あなたの文章は独りよがりになっていませんか?お客様視点に変えてみるだけでも気付きがあると思います。
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