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2006年04月04日

●起業時の税務対策

今日は午前中に春日井のお客様へ。午後からは犬山可児のお客様に訪問してきました。春日井のお客様では税金の話になりました。節税を上手に考えていくのも起業家に必要な事です。…実は起業する時にできる税務対策ってあります。経費を上手に使うのもそうですが、大きいのは年金です。

サラリーマンが起業する場合、最初は個人事業主で始める事が多いです。その場合は厚生年金ではなく国民年金に加入する事になります。年金は全額控除なのですが、うまく活用すれば無駄なく控除できます。

通常は失業保険をもらってから起業したりとか、1年目や起業準備段階の収入がサラリーマン時代より少なくなる事も珍しくないでしょう。そのため1年目は経費や控除がもうこれ以上いらないと言う事態になります。でも経費も控除も次の年に繰り越せないのが原則。まだ使える経費や控除があるのにもったいないですよね?

そんな時は年金をうまく使いましょう。


1年目の収入がサラリーマン時代より大幅に少なくなる(と予測される)場合、年金は半額免除、もしくは全額免除となります。できれば全額免除になるとベストですね。市町村に免除申請を出して下さい。免除されるとその分もらえる年金が少なくなるんじゃないの?という心配は無用です。後できちんと払いますから。

要は起業初期は年金を免除で乗り切るわけです。そんなに控除いらないですし。ちなみに免除分の追納はいつでもできますので、そこをうまく利用するんですね。収入が多くなり、経費(控除)がたくさん必要になった時に追納すればいいんです。追納分は全てその年の控除に使えます。

そして、配偶者の分も申請する事ができます。(配偶者が自分で申請していない場合に限りますが…。)これ結構大きいです。上手に使えば数十万控除が増えます。増えると言うか控除を無駄なく使えるんですね。年金の裏技です。

ただ、追納は早めにして下さいね。確か10年を過ぎると追納できなくなるはずなので…って10年も収入が伸びないなら、その時点でその事業はアウトなんですが…。





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