●どこに身を置くか
人は環境によって変わります。自然と周りの人の真似をするもんなんです。それが良い事でも悪い事でも。夫婦は似てくるとよく言いますが、これは最たる例で、長い間一緒にいると同じような感じになってくるんですね。雰囲気も話し方も…そして考え方も。
外国に長く住んでいる人もそうですよね。ヘタすると顔つきまで変わってきます。それだけ人間ってのは周囲の環境に敏感なんです。そして周囲と同じでないと安心できない生き物でもあります。
もちろん周りに流されずに「自身」を持っている人もいます。でも、それでも周りの環境次第でその人が伸びるかどうかは変わるんです。周囲に理解してくれる仲間がいる状態と、周囲に誰一人として理解者がいない状態では成長…というかモチベーションの度合いが違います。
仲間=ライバルでもあるのですが、ライバルの存在は自分自身のステージを引き上げてくれます。仲間が頑張っているのを見ると、自分も負けていられないと思うんですね。そして「あいつがあそこまで出来たんだから、自分も出来る」と頑張れるもんなんですね。
どこに身を置くかが大切なんです。今の環境ではダメだと感じている人もいるかもしれません。でも人生には必ずいくつかのステージがあります。いつか今までの関係を断ち切って、あたらしい関係の輪に入っていかなくてはいけない時が来ます。そして、それは自分自身のステージを上げる合図でもあります。
その時に今の関係を断ち切れるかどうか、新しい関係に飛び込んでいく勇気があるかどうか…ここが重要です。新しいものを得ようとする時には、何かを捨てなくてはいけない時でもあります。それは人間関係でもあり、考え方でもあり、生き方であるかもしれません。
断ち切る勇気と飛び込む勇気…その時が来たらこの2つを実行して下さい。
<< 前の記事(4M) | 次の記事(逆境に身を置く)>> |
コメント
簡単そうでなかなかできない二つの勇気。でも、どちらか一方ができるといつの間にかもう一方もできているということがわかりました。効率や要領は悪いかもしれませんが、できないならばできることからやればいい。そんな気持ちでいてもいいですか?
Posted by: 長谷部 | 2006年04月22日 22:24
飛び込むのは意外と出来る人が多いのですが、断ち切る事が出来ない人って多いです。人間関係含めてね。
出来る事から、小さな事から始める。背伸びせずに等身大の自分で進んでいく。大事な事ですね。そしていつか…。
Posted by: FolksWorks高橋 | 2006年04月22日 22:34