「30にして立つ」

取材後にお客様とご飯を食べに行きました。中村区にある和牛焼肉「松坂亭」に行ったのですがここが又ウマイ焼肉屋でした。松阪牛を一頭買いしているらしく平日にもかかわらず結構お客さんが入ってました。お店を開いてまだ2年だそうです。

飲みながらお客様と熱い議論を交わして来ましたが、このお客様はやはり意識レベルが高い。見ている先が違います。そして自分が今いる場所（ステージ）もよく認識している。等身大で勝負しているから強いんですね。

夢や目標だけを持って、意外と自分の足元が見えていない人って多いです。何事も基礎があって将来があるんです。基礎がない状態でいくら目標だけ掲げても、そこには到達できません。目標に到達するためには一歩一歩確実に階段を上がっていく必要があります。

そのためには今時分がいる場所をしっかりと認識する事が大切。見つめるのが嫌だとしてもそこはしっかりと受け止めておかなくてはいけません。そしてそれを出来る人が伸びるわけです。

もうひとつこのお客様が素晴らしいところは、将来を見越したスタッフ教育をしっかりしているところ。例え自分がいなくなっても回っていくような組織作りを視野に置いているんですね。これをやるにはスタッフへの信頼が必要。そしてスタッフからの信用が必要です。

これはなかなか難しい事ですよ。逆だと思われるかもしれませんが、信頼される事よりも信頼する事の方が難しいんです。でも、これができるようになると「起業家」から「経営者」の仲間入りを果たします。

あなたはスタッフを育てていますか？全幅の信頼を置けるスタッフがいますか？右腕と呼ばれるスタッフが育っていますか？人間一人では限りがあります。共通の目的意識を持った仲間、スタッフを育て、お互いに信頼しあう関係を築きたいですね。