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2006年05月15日

●真似と盗作

ネットの世界では真似(模倣)が多いです。…いや、リアルの世界でも多いんでしょうけど、ネットの世界は真似しやすいので模倣が横行しているんですね。(もちろん著作権に絡むものは問題外ですよ!)

基本的に真似はダメです。人の作品やアイデアを勝手に使ってはいけません。でも真似にも良い真似と悪い真似があり、それは「発展性」があるかどうかで判断できます。言いかえれば真似する側の意識レベルとでも言いましょうか…。

真似と盗作は違います。盗作はダメ。倣おうという気概がないから。盗作をする人は表面上のことしか見ていません。だから表面だけを真似しようとする。しかもそっくりそのまま。これには発展性はありません。悪意さえ感じます。


守・破・離」では師の教えを真似する事の大切さを述べましたが、これには発展性があります。真似もひとつの通過点なので、真似て学ぶ事も多いんです。そして真似から産まれる創作もあります。

実際この世のビジネスは真似し真似されで成り立っている部分も大きいのですが、素晴らしいものを「真似」る事と「盗作」事は違います。戦後の日本だって欧米の良い所を真似、発展させ、成長してきました。真似によって国際競争力をつけたのです。(近年では中国が日本に向けて同じ事をやってますけどね…。)

真似された方はたまったもんじゃない?…いいじゃないですか、真似されたって。真似されるくらいになって一人前です。表面だけ真似されたって影響は少ないです。本質を理解していなければ真似されたってうまくいきません。いくら真似したって猿は人間にはなれないのです。

大切なのは本質を理解する事。そして本質が理解できれば、それをそっくりそのまま真似しようとは思わないはずです。必ず「守」から「破」に移動しようとします。盗作で終わってしまう人は「守」にも到達していない人です。そういう人には成長はありません。

あなたのビジネスモデルが優れていればいるほど、模倣問題は避けて通れません。だからヘタに盗人を気にするよりも、あなた自身を発展させた方がいいです。真似が追いつかないくらいのスピードで発展し続ければ何も気にならなくなります。例え真似されたとしても、それは過去のあなたなのだから…。





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