●得より徳を
俗に「会社を興して3年は我慢しなさい」と言われます。これは結構当たっていると思います。いろいろな事を学ぶことができるのが起業して3年間。波が激しいのも起業して3年間。会社の方向性が見えてくるのも起業して3年間。…起業する場合には、3年間食えない時期があるのを前提として考えておくべきです。
ホップ、ステップ、ジャンプって考えるとわかりやすいかもしれませんね。3年経てばだいたい軌道に乗っています。逆に3年経って軌道に乗っていなければ、それは何かが間違っています。ビジネスの方法か、商材か、経営方針か…。
でも、3年我慢の時期もお客様はしっかりと見ています。信用に足る人かどうか見極めているんです。だから諦めずに我慢する事は必要です。
最初の壁は起業して1年目にやってきます。2年目にはもっと大きな壁がやってきます。…でもそういった壁を乗り越えてこそ、会社経営の面白さがわかってくるんです。そしてあなた自身にも「自信」が付いてくるんです。
何もかもがうまくいくなんて面白くないじゃないですか。壁を乗り越えていくから楽しいんです。成長できるんです。…そうやって考えると壁も壁と感じなくなりますよ。
起業して3年の間、ひとつだけ徹底してやってほしい事があります。それは「得」より「徳」を求めて欲しいという事。決して利益だけを求めず、自分自身の徳を高める事を目標にして欲しいんですね。これがその後の成長に大きく関わってきます。
そういう意味でも経済的にはつらい3年間になるかもしれませんが、人間的には大きく成長できる3年間になると思います。「得より徳を」…忘れないようにして下さい。
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コメント
私事ですが・・・。
「損して得とれ」の気持ちで頑張ってますが、「徳」は多くの人に関わって得るものだと思うので、「徳」をすれば「得」もするのかな?
まだまだちっちゃいなァ・・・。
Posted by: スキップ えっぱら | 2006年06月21日 22:04
まさにその通り。「徳」をすれば「得」をします。ちょっと時間はかかるけどね。
Posted by: FolksWorks高橋 | 2006年06月21日 22:25
3年とはよく言ったものですよね。人間も生まれてうまく会話できるようになるのに大体3年ぐらいとかいいますよね。起業の3年は本当にいろんな意味で濃い時間が過ごせますね。怖くもあり楽しみでもあります。
Posted by: 春日井シティ不動産山本 | 2006年06月22日 22:18
そうですね。この時期の時間の濃さは何事にも変えがたい宝です。着実に歩を進めれば「あせり」は必要ないと言う事ですね。
Posted by: FolksWorks高橋 | 2006年06月23日 17:56