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2006年06月26日

●感じる時間

「レストタイム」って聞いた事がありますか?要は「待たされる時間」の事です。レストランでの待ち時間、接客の待機時間、何か対応してくれるまでの時間、お願いした事をかなえてくれる間での時間…これらは全てレストタイムです。

レストタイムはその時々で感じ方が変化します。そして人によっても感じ方が変化します。つまり、同じ30分という待ち時間でも、人によっては10分程度と感じる人もいますし、1時間と感じる人もいるわけです。

…それは「待たせ方」と「立場」で変わります。


どこで、どうやって待たすか?レストタイムをレストタイムと感じさせないためにはどうすればいいか?これは「待たせ方」を変える事によって対応できます。待ち時間を楽しい時間に変えてあげればいいのです。

そのための手法は色々ありますが、最もポピュラーなものは「これから始まる事への期待感」を高めてあげるという事です。つまり待たせる時間を、期待感溢れる時間、ワクワクする時間に変えてあげればいいんです。

もうひとつは「立場」という錯覚を利用するやり方。同じ30分の待ち時間でも「当事者」と「傍観者」では感じる時間が違うんです。当事者は1時間と感じていても、傍観者にとっては10分くらいかもしれません。

視点を変えるといいますか、友人と約束した場所で待つ30分と、テレビを見て過ごす30分は感じ方が違いますよね?要はそう言う事なんです。

レストタイムは対応を誤ると大変な機会損失になります。あなたはお客様を漠然と待たせていますか?待たせる時間も戦略的に活用していますか?






PS.あえてレストタイムを儲けるのもひとつのマーケティング的な手法ですが、よほどうまくやらないと成功しません。ご注意を。





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コメント

人に待たされることはともかく、人を待たせないようににと常に心がけています。

確かに事と状況、立場によって待つ、待たされる時間って変わってきますよね。

私どものスクールでは、生徒さんが「楽しい練習、楽しい時間が早くやってこないかなぁ。」と思えるクラブ作りを目指して頑張っております。

こうゆう意味でのお待ちして頂く時間はワクワクするんでしょうね!?

早くスクールに行きたい!もっともっとサッカーしたい!って思わせたら成功でしょうね。特に子供は「待つ事」が出来ないので、楽しさを演出するといいですね。

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