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2006年10月24日

●セレンディピティ

セレンディピティって最近良く聞きますよね。映画のタイトルにもなったみたいです。急速に認知度が高まっていますね。

セレンディピティ(serendipity)とは、思わぬもの(えてして価値あるもの)を偶然に発見する能力の事です。シンクロニシティと似ているかも知れませんが、大きく異なる点はシンクロニシティが偶然起こった「現象」を表すのに対して、セレンディピティは偶然何かを発見する「能力」を表すという事です。


セレンディピティは「能力」ですので、誰でも取得でき誰でも体感できます。要はアンテナですね、意識のアンテナ。アンテナを張り巡らす事によって、今まで興味も無かった事が意識に引っかかってくるようになる。そしてそのうち、その中に価値あるものを見出す…という事です。

大切なのは「偶然」の現象に出くわした時に、その中に「何か」を発見できるかどうかです。興味を示す事が出来るかどうか、どんな些細な事でも見逃さないでいられるかどうかなんです。そして仮設を立て検証できるかどうか…これも大切です。

偶然は第一条件ですが、偶然から引き起こされる現象に気付かなかったり、常識の枠に捉われてしまっていてはセレンディピティは開花しません。ノーベル賞を受賞した人も、世紀の大発見をした人も、偶然やミスの中から発見をしているケースが多いのです。そしてその「発見」をする能力こそがセレンディピティ。

受賞や成功に繋がるのは常識に捉われない発想と、仮説と検証です。Plan Do See ですね。

何気ない日常の中にもたくさんのヒントが落ちています。違いは「気付くか気付かないか」だけ。セレンディピティを研ぎ澄まし、大切な何かを見逃さないようにしましょう。





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