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2006年11月08日

●苦しみより楽しみを

先日伺ったお客様のところで仕事の楽しさの話になりました。そのお客様いわく、仕事は「楽しみ」でなくてはいけない。「苦しみ」になってはダメだ…と。

まさにその通りだと思います。ライフワークであれば何の問題もありません。楽しく仕事をし続ける事が出来るでしょう。でもライフワークでさえ「苦しみ」に変わる瞬間というのはあるんです。


…それは、目先の利益を追い求めてしまった時

目先の利益を追い求めてしまうと、いきなり仕事がつまらなくなります。仕事の目的が「金」だけになっちゃうんですね。そんな仕事は面白くありませんし、続くわけがありません。例え一時うまく行ったとしてもそれは一過性のものです。絶対続きません。

「苦しみ」になってしまった仕事の末路は哀れです。そのうち、食べていくために嫌な仕事もせざるを得なくなり、悪循環に陥ります。そうすると結局自分が何をやっているかわからなくなっちゃうんですね…。

やりたい仕事で独立した人でも、そうやって辞めていく人は多いです。独立開業した人の10年後存続率っていくつか知っていますか?…5%ですよ。10年を待たずに95%の会社が廃業に追い込まれているのです。しかもそのうち30%は開業年に廃業しているんですよ。

何故だと思いますか?それは、長い目で見た視点に欠けているからです。目先の利益だけを追い求めても、結局は自転車操業です。そんな経営は疲れちゃいますよ。損して得取れという言葉もありますが、もっと大局的な視点で会社の方向性を導いてあげる事が大切です。

優秀な経営者は5年後10年後のビジョンを持っています。今が赤字でもそういう会社は発展します。あなたは明確な長期的ビジョンを語る事が出来ますか?

今のあなたの仕事は楽しいですか?苦しいですか?





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