●ブログのツカイカタ
ブログっていいことばかりのように捉えている人って多くないですか?でもブログっていうのは、更新しやすい、被リンクが得やすいというメリットしかありません。しょせんブログもツールなので、どう使うかが重要になってくるんです。はたして今あるブログのうちどれだけのブログが戦略的に使えているでしょうか…?
ブログはSEO対策に有利?いや、そんな事はありませんよ。確かに、ブログは上位に表示されやすいという話は有名です。しかしそれは、被リンクが稼ぎやすいというシステム的な側面と、htmlを知らなくてもSEOに特化したW3C準拠のhtmlを吐き出してくれるという構造的な側面があるにしか過ぎません。そこを押さえておけば、普通のホームページもなんら変わりはありません。
「ブログの利用法」という記事でも書きましたが、ブログと通常のホームページどちらが良いという物ではありません。どちらも単なるツールです。可能であるならば両方を使いこなす事が出来ればベストでしょう。
しかし、今はとにかくブログが氾濫しています。これだけ流行ってしまうと、検索結果にもブログが氾濫している状態です。一時期のGoogleなんてかなり見苦しい状態でした。そのため、最近の検索エンジンはブログ排除傾向にもあります。
ブログが流行ってしまったので、デザインも似たり寄ったりのサイトばかりになっています。ブログってデザインやユーザビリティ、そしてアクセシビリティにどうしても制約が出るんですよね…。
だからこそ、そういったものに差をつける意味でも通常のホームページを作る事をお勧めします。ブログを使って通常のホームページっぽく見せかける事も出来ますよ。でも、それでもどこかにブログの臭いは残ります。…これじゃあ差別化が図れません。特に勝ちたいと思っているライバルサイトがあるのであれば、そことは一線を画すしかありません。
もちろんブログには良い部分もあります。自分で頻繁に更新しやすいとか、コミュニティが築きやすい…とかですね。ただ、ブログってマメな人じゃないと続きません。もしくは意図的に戦略の一部として使おうとしている人か…。その辺を気をつけないと逆効果にもなりえます。
所詮ツールはツール。大切なのは「使う事」ではなく「どう使うか」です。
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