●見えない道を進む
起業というものは見えない道を進むという行為に似ています。一寸先は闇…何が起こるかわからない。けれども勇気を出して手探りで歩いて行く。
確かに何も見えないと不安です。その先にある「何か」を信じて進むにしても、それが本当にあるかどうかはたどり着いてみないとわかりません。そしてたどり着くためには一歩一歩前に足を踏み出すしか方法は無いのです。
失敗して当たり前だと思うんですよね。手探りで進むわけですから。それを経験として次に活かせばいいんです。失敗は成功にたどり着くためのちょっとした脇道でしかないんです。でも、人は失敗を恐れます。そのため、なかなか足を踏み出す事が出来ない人が多い…。
失敗なんて怖くないですよ。それよりも行動せずに後悔する方がずっと辛い…。同じ後悔でも、行動せずに後悔するよりは行動して後悔した方が人間的な経験値が増えます。人もゲームと同じですよ。経験値が多い方が成長が早いのです。
そして経験というものは失敗の中で得ていくものなのです。1度で成功した人と、10回目でやっと成功した人(9回失敗した人)の、その後の成長はどちらが早いと思いますか?実はたくさんの失敗を経験している人の方が、成長率は高いんです。
日本では一度失敗した人は社会的落者と見られがちですが、アメリカでは失敗経験の多い人の方が重宝されます。日本では会社を倒産させた人はその後の就職にも困りがちですが、アメリカでは会社を倒産させたような経験がある人ほど、その経験を買われます。その経験を活かして、次に倒産させる事は無いだろうと見られるわけですね。
そういうところは日本の社会もアメリカを見習って欲しいですね。政府も再チャレンジ施策などを推進しているようですが、本当の意味での再チャレンジが容易に出来るような日本になっていけば、色々な事に挑戦する人も増えてくるのではないかと思います。今の日本じゃ確かに挑戦し難いですからね…。
でも、挑戦こそが人生。挑戦こそが成長の素です。限りある人生、挑戦しなかったという後悔だけはしたくないものですね。
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