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2007年02月07日

●本当の勇気

人は失うものが無いと無茶をします。失うものが無いから何も怖くないんです。いや、本当は失うものがあっても、そこから目をそむけているのかもしれません。ただ単に失うものに気付いていないのかもしれません。

でも、そうやって行動でできたとしても、「失うもの」に気付いていなければそれは本当の勇気ではありません。


人は守るべきものがあると強くなれます。守るものがあるとあまり無茶は出来なくなります。失うものが多くなるから当然ですね。でも、守るべきものを守り、その上で「守る」ために行動するという事は本当の勇気に繋がります。

無謀と勇気は違います。無茶と勇気も違います。勇気とは、例え失敗したとしても再度踏み出す事が出来るもの。そして、決して何も考えずに足を踏み出すのではなくて、踏み出す重さを噛み締めながら前に進むという行為です

「失うもの」を無視して行動するのは勇気ではありません。そのような事が必要になる事もありますが、犠牲は自分自身の内に抑える事が大切。周囲を犠牲にしてはいけません。

偽りの勇気と本当の勇気…その境は失うもの、守るべきものに気付いているかどうかです。失ってから気付いては遅いのです。失うものの重さに気付けば、自然と行動すべき時が見えてくると思います。





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