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2007年03月10日

●Google孵化

数ヶ月前からGoogleが変わりつつあります。手当たり次第のインデックス作業をやめつつあるようです。今まではホームページさえ作れば、いつかはGoogleロボットが勝手に来て自動的にGoogleにインデックスされていたのですが、どうもこれを(一時的であれ)やめている様子です。

それどころか現時点でGoogleにインデックス(蓄積)されているホームページが淘汰され始めています。質の低いホームページはGoogleにインデックスさえされない時代が来たと言う事です。


これは歓迎すべき傾向です。最近では中身の無いアフィリエイトサイトやブログが増えてきました。そういうものが淘汰されるのは良い傾向といえるでしょう。ただ、このGoogleの戦略転換で今後のSEOも若干変わってくると思われます。何故ならば、SEOには「被リンク(外的要因)」というひとつの指標があるからです。

「被リンク(外的要因)」とは、他のサイトから自分のサイトがどれだけの数リンクを受けているかと言う事です。もちろんリンク元の質…Googleで言うとページランクの高いサイトになりますが、それも見ています。そういったものも順位表示のひとつの材料なわけです。

で、今回のように質の低いサイトが淘汰されるとどうなるかと言いますと、スパムすれすれの手法で順位を上げていたサイトが軒並み順位を下げています。多数のリンク元がインデックスから削除され、被リンク数が減っているのですから当然です。ブログはその構造上、上位に表示されやすかったのですがこれも順位を下げています。今後ブログで自社ホームページを構築する場合は作り方や中身に注意していく必要があるという事ですね。

もちろん検索エンジンはGoogleだけではありません。ただ現状ではGoogleを避けて通れないのも事実。検索エンジンに依存しすぎるのも問題ですが、利用できるものは利用すべき。そして現在のインターネットの世界では、検索エンジン経由のサイト訪問者がほとんどという事実から考えると、SEOはもはや「当たり前」レベルではなく「必須手段」とも言えるのです。

全てに対して万能な対策というものはありませんが、中身のしっかりとしたサイトを作っていけば間違いはないのでしょう。功を焦って一時しのぎの手法に手を出すのは得策ではありません。時間がかかってもいいので正攻法で対策を施すのが一番ですね。





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