トップ >> 想いを語るコラム >> 落ちこぼれ

2007年04月20日

●落ちこぼれ

先日の「息子へ」という記事の中では別に勉強が出来なくてもいいと書きましたが、これは「勉強するな」という意味ではありません。勉強が楽しければ勉強すればいいんです。それこそ好きなだけ勉強すればいいんです。

そういう意味では、学校という所は「勉強」を教えてくれるところではなくて、「学ぶ楽しさ」を教えてくれるところであるべきだと思います。


学ぶ楽しさはいくつになっても失われません。でも、今の学校の勉強は、いや、今の教育のシステムでは「暗記型の勉強」を教えているだけ。これでは受験には成功しても学ぶ楽しさを味わう事は出来ません。

学ぶ楽しさとは答えを出す楽しさです。自分自身の頭で考えて、知識や経験を応用して自分なりに問題を解く楽しさです。これは何歳になっても同じ。「知りたい」という欲求は尽きる事はないのです。

ビジネスの世界も日々勉強です。でもこれは、学ぶ楽しさ、問題を解く楽しさ、壁を乗り切る楽しさを知っていないと続ける事ができません。

今の日本の教育は詰め込み教育です。学校という狭い社会でのみ1番になる事だけを目指しています。でもそんな狭い視野は意味が無い。学校で一番になると言う事は、「自分」というものから1番遠ざかっている事でもあるのです。

規則で固められた人の敷いたレールを歩む人生ならそれでもいいと思います。でも、息子にはそんな人生は歩いて欲しくない。常に自分の道を自身で切り開いて歩んでいって欲しいじゃないですか!

だからこそもう一度息子に言いたい。「勉強なんて出来なくてもいい、学校では信じられる友達を見つけてきなさい」と。でも、それは決して「勉強するな」という事ではなく、学校の勉強に興味が持てれば1番を目指してもいいんです。

大切なのは学ぶ意欲、学ぶ楽しさに興味が持てるかと言う事。学校の勉強なんてできなくてもいいけど、これだけは失ってはいけません。

人生は常に勉強です。壁があるから成長できるんです。問題を解決するから輝くんです。解決すべき問題が無い人生なんて、すごくつまらないものですよ。きっと生きている実感が無いと思います。

学ぶ楽しさを捨てないようにすればきっと成長し続ける事が出来ます。例え学校で落ちこぼれになったとしてもね…。「落ちこぼれ」いいじゃないですか。きっと、枠に捉われずシステムに染まらず「自分」というものを持っている人ですよ。そういう人の方が僕は好きだなー。





この情報は役に立ちましたか?  

お役に立ちましたら「はい」をクリックしてランキングへのご協力をお願いします。


<< 前の記事(具体的なスパム対策) 次の記事(できない事はできない)>>

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.folksworks.com/blog.folksworks.com/mt/mt-tb.cgi/693

コメント

そんな私から一言。

エヘン! 給食美味しいぞ。 あそぶの楽しいぞ。 道草はワクワクするぞ。

それだけでも学校にいく価値はあるぞ!

(私はそれだけでした・・・。)

私は、若手経営者が集まる団体に所属しています。昨年度のスローガンはまさに「学ぶ心」でした。メンバーのスキルアップをはかるため各委員長が講師例会などを企画しておりそこで楽しく学んでいます。(メンバー内の温度差はありますが・・・)
ただ、聞いてるときは、「なるほど」「よーし!」と思いますが実際行動に移すとなると・・・・。
「ノウハウ」より「ドゥーハウ」ですね!(笑)

えっぱらさん>だからえっぱらさんは染まらず自分の道を歩けているんだと思います。「自分」を捨てないようにする事は大切な事ですね。

ヤマモトさん>いつまでたっても「学ぶ意欲」というものは大切です。これがあるとないとでは成長に大きな差が出ます。そしてまずは動いてみる事…動かない事には何も始まりません。最初の一歩が一番大事です。

コメントする