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2007年05月21日

●先義後利(せんぎこうり)

本日は山県市(旧美山町)のお客様とお打ち合わせ。4時間の長丁場となりましたが、考え方が似ているせいか楽しくお打ち合わせをさせて頂きました。お話の中では色々と共感できる点が…。

例えば、自分の本業以外の箇所では商売したくないという点。僕らもそうなんですが、結局商人じゃないんですよね…。でもそれでいいと思います。

利益を追い求めるよりも信頼を追い求めた方がいいと思うんです。ちなみにこの考え方を「先義後利(せんぎこうり)」と言います。


「先義後利」とは荀子(儒学の祖の1人)の言葉です。最近では大丸の社是である事でも有名です。義理を先に提供するものは後で利を得るという意味ですが、要は最初に自分の利益を考えるなと言う事です。

やはり最初に考える事は顧客満足度ではないかと。お客様の立場に立って、お客様の気持ちで考える…自分をお客様に置き換えて考える事で、本当の意味での満足とは何かが見えてくるかと思います。そこを追求していけば、利益というものはきっと後から勝手についてくるのではないかと思うのです。

もちろん企業として利益の追求は必要です。でも、そればかりを追い求めては結局お客様を逃がす事にも繋がりかねません。利益というものは結果のひとつでしかないのです。顧客満足を犠牲にしてまでの利益追求は結局自分の首を絞めるのです。

「先義後利」とは「お客様第一主義」と言い換える事も出来ます。お客様の事を第一に考えて提案するからこそ、お客様は心を動かされるのです。信頼なくして成長はありません。利益よりも信頼を追い求めるようにしたいですね。





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