「30にして立つ」

ネットにおけるアバター（分身）の収益モデルを確立したのは韓国です。でもあれは2次元の話でした。セカンドライフをそれを3次元でやってのけたのです。オンラインゲーム並みの自分で好きな場所へ行ける操作性、家や服などを自分で作る事が出来る自由性…まさにリアルの世界よりも簡単に、ネットの世界では自分の分身に様々な事を体験させる事ができるのです。

いよいよそういう時代が来たんですね。色々な危険もはらんでいますが、ネットに自分の分身を持つのが当たり前の時代がすぐそこまで来ているのだと思います。誰でも今と違う人生を経験したいと思う願望を持っていると思いますし…。

ビジネスの視点で見ると、これは新たな収益構造を確立するターニングポイントになると思っています。現に今でもネットの通貨（価値）と現実の通貨（価値)の融合が始まっています。ネット内でのみ仕事をし、生活していく人もきっと出てくる事でしょう。そうなれば企業はそういった人向けのマーケティングを展開していかなくてはいけません…そう、まるでリアルの世界と同じように。

セカンドライフはネットだけじゃなく、きっと現状のビジネスをも変えます。少なくともネットの方向性のひとつを牽引していくのは間違いないと思います。同種のコミュニティ（システム）も乱発してくるでしょうね。日本人向けに特化し真似したようなのが。

僕自身はリアルの人生が忙しすぎて、自分の分身を作ろうとは思いません。今の人生が楽しすぎますから。なのでセカンドライフを体験するのはもう少し先かな？でも、きっとこれは経験しておかなくてはいけない世界であると薄々感じています。

もうひとりの自分に会いたいと思っている人…ネットならそれが可能です。でもひとつだけ注意を！その世界はあくまでネットの世界です。その世界にだけのめりこまないようにして下さいね。