●蕎麦嫌い
本ブログでこれだけ「蕎麦、蕎麦」言ってるんですが、衝撃的なお話をひとつ…実は僕、蕎麦って嫌いなんです!
衝撃告白でしょ?^_^; いや、正確に言うと「温かい蕎麦」が嫌いなんです。食べられるのはせいろのみ、もちろん冬でもせいろしか食べません。蕎麦を食べられるようになったのも大人になってからです。蕎麦は全くと言っていいほど食べませんでした。どちらかというと、うどんを食べてましたね。
これは味覚の変化もあると思うのですが、一番の理由は「本物」を知らなかったからです。
小さい頃に食べた不味い蕎麦の印象がすごく強かったんです。不味い蕎麦を「蕎麦」だと思ってしまったんですね。つまり本物の味を知らなかったわけです。もちろんそれ以降はずーっと蕎麦を嫌って食しませんでした。でもある時、美味しそうなお蕎麦に出会い、そこで食べてみたお蕎麦に感動したんです。こんなにも違うものかと。今まで蕎麦だと思っていたものは何だったのかと。
で、そっからは美味しいお蕎麦を探して歩くようになるのですが、いかんせん「温かい蕎麦」だけは身体が拒否反応を起こすのです。潜在意識の中に不味い蕎麦の意識が残っているのかな?だから、蕎麦は好きなんですが、蕎麦が嫌いという矛盾したような事になっちゃってます。
こういった経験をしていると、何事も「本物」が大事なんだなと思います。食べ物ひとつ取っても、小さいうちから本物を食させるようにした方がいいような気がします。贅沢かもしれませんが息子にはそうしていきたいですね。きっとそれが、本物を見分ける五感を養うのではないかと思います。
食べ物に限らず、「本物」だけが与えてくれるものってありますよね。それってすごく大切なものだと思います。「本物」と接する事で得られるものが多いのであれば、積極的に「本物」を選んでいくべきです。例え負担が大きくなったとしても。
イミテーションは所詮イミテーションです。本物の持つ輝きには遠く及びません。本物を見る、知る、味わう…自分自身を成長させるためにも大切な事だと思います。
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