「30にして立つ」

どちらかというと「これまでの友」は閉鎖的な社会で出会った縁になります。学校などを思い浮べて頂くといいのですが、決められたキャパの中で形成された縁なのです。（これも立派な縁ですけどね。）そしてこういう友は見返りを求めず無償の愛を与えてくれる友なので、生涯を通して大事な友になります。

ただ、人生において大きなキーパーソンかというとそうでも無い事が多いです。大切な友であっても学校を離れると同時に疎遠になっているケースも多いのではないでしょうか？せいぜい1年に1回会えばいいだけとか…。まぁ1年に1回会うだけだとしても、すぐにあの頃に戻れる大事な友なんですけどね。

どちらの友を大事なんですが、これからの人生を考えた時には「これからの友」を大事にした方が良いケースの方が多いです。何故かというと「これからの友」の方が、自分から寄って行った縁である可能性が高いから。要は自分に必要な縁を自分で手繰り寄せている可能性が高いのです。これはビジネスでも人生でも一緒。社会に出て、広い世界に出た後で自分から引き寄せてくる縁は非常に重大な役割を果たす事が多いのです。

接触頻度もひとつの指標ですね。「これからの友」の方がきっと接触頻度が多くなっていくと思います。そして接触頻度が多いほど、これからのあなたの人生にもかかわりが深くなるのです。特に30歳を過ぎてから出会う縁は大きな意味を持つ事も多く、人生のターニングポイントになったりする縁もあります。

「これまでの友」も大事です。ただしそれはあなたの心の安らぎと言う意味においてです。あなたの成長を即すためには「これからの友」が大事になります。縁とは出会うべくして出会うもの…でもある程度は自分から近づいていく事もできます。そして縁を生かすも殺すもあなた次第です。あなたの成長となり得る縁と出会えるといいですね。