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2008年02月12日

●ホットキーワード

Googleにはホットキーワード(QDF)という概念があります。キーワードのトラフィックが増大するとそれに関連する記事を上位表示させるというものです。さすがは世界を制するGoogleですね。より人間の思考に近いアルゴリズムを取り入れてきます。これ考えるとYahooなんかもまだまだという感じですね。

MicroSoftによるYahooの買収もニュースになっていますが、例え買収が成立したとしてもGoogleの敵に成り得るかどうか…。MSNのアルゴリズムとしての完成度はYahooの上を行くと言われていますが、「人間くささ」をアルゴリズムに取り入れていかないと勝てないような気もします。


人工知能なんかもそうですが、いかにコンピューターを人間に近づける事ができるかというのは遥か昔からの課題です。二足歩行や皮膚の動きなど、動き自体はだんだんと人間に近づいてきていますが、人間のCPUにあたる「脳」に関しては、まだ近づいているとは言い難い面があります。

それは何故かといえば、コンピューターはまだ「自分で考える」事が出来ないからです。コンピューターの出来る事は、過去の事例を検索し、既に入力されている条件式により判断を下す事だけです。だからこそ、常々起こるコンピューターの問題というのは、それを作った(プログラミングした)人に問題のある事が多いのです。コンピューターにおける諸所の問題が人災であると言われる所以ですね。

人の求める答えを瞬時に返すコンピューターが完成した時、検索エンジンの争いには終止符が打たれるでしょう。すなわち、そのようなアルゴリズムを持つ検索エンジンの一人勝ちです。そして、今まさにその研究をマジメにやっているのがGoogleなのです。先を見すぎているというか、行きつく先がそうなるのか…いずれにしても的を得ているような気はします。

人とコンピューターの境目がなくなる時が近づいているのかもしれませんね。





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