「30にして立つ」

お昼は目をつけていた木曽福島の「時香忘（じこぼう）」さんへ。「時香忘」という名前は、時を忘れ自然の香りを楽しんで欲しいと言う願いから付けられたそうです。趣のあるエントランスを抜け店内へ。期待が高まります。

店内からは雪景色が一望できます。内装はお蕎麦屋さんと言うよりもお洒落な山小屋風カフェと言う感じですが、なんでも奥様は名古屋の出身らしいですし、ご主人も元々は木工家のようですので、内装コーディネイトにその辺りが現れているのかもしれません。

蕎麦は限定の「夜明け蕎麦」と「おやまぼくち蕎麦」を頼みました。夜明け蕎麦は、粗挽き十割り蕎麦と更科蕎麦が背中合わせになっている蕎麦だそうです。おやまぼくち蕎麦は、つなぎに小麦粉を一切使っていないそうなので蕎麦の味が期待できます。

で、実際に食してみたところ…ウマイ。なんだろ？蕎麦本来の味を楽しめるような感じです。歯ごたえもいいですね。そして、蕎麦そのものもいいのですが、何と言っても出汁がウマイです。蕎麦湯も旨かったです。全てが絶妙と言う感じで、こりゃわざわざ食べに来た甲斐がありました。

そして、特筆すべきは奥様の心遣い！愛知県から来た旨を告げたら、「遠い所ありがとうございます。帰りの運転も頑張って下さい。」と木曽の湧き水をプレゼントしてくれました。こういうちょっとした気遣いが嬉しいですよね。又、来たいと思います。

夜は旅の締めくくりで「鉄板厨房 だるま」へ。今日は珍しくメニューに鹿肉が！これで食べたいと思っていたものを全て制覇です。まさか地元で制覇するとは…。

しかし、やっぱりだるまは期待を裏切りません。旅の締めくくりにふさわしい！特に今回初めて食べた自家製チーズケーキはめちゃウマでした。チーズケーキ好きの僕も唸らせる一品でした！

今回の旅はこれでオシマイです。波乱万丈な旅でしたが、なんとか妻と息子を喜ばせる事は出来たかな？今後もなるべく機会を作って妻と息子孝行をしていきたいと思います。