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2008年05月23日

●情報公開

今までブラックボックスであった検索エンジンのアルゴリズムですが、Googleはとうとうそのアルゴリズムを少しずつ明らかにしていく方針を発表しました。今まで公開しなかった理由は色々述べられています。競合他社による模倣を防止するためだとか、アルゴリズムを悪用するウェブサイトの出現を防ぐためであるとか…。

まぁ一番はスパム的なSEO対策をするサイトを危惧していたんでしょうね。検索エンジンにとって、検索結果の信憑性というのは最も気を使う部分です。どうでもいいサイトとか中身の無いサイトなどが検索の上位に並んでしまったら、その検索エンジンの信憑性は一気に下落するからです。


まぁGoogleがどこまで公開するかは分かりません。これまでSEO対策業者の検証によって明らかになってきている部分も多数ありますから、隠す意味がなくなった部分から公開をしていくのだと思います。

いずれにしても、ある程度自信があるのではないかと思います。何の自信かと言いますと、公開されたアルゴリズムに対してSEO対策されても順位変動があまり起きないという自信です。つまり、検索結果のパーソナライズ化が今後どんどん進んでいくのではないかという事です。前後の検索キーワードをチェックしたり、検索の履歴をチェックしたりとかそういう事ですね。

…と思ってたら、GoogleのManber氏がブログでこう述べたようです。「アルゴリズムの最も有名な部分はページランクだが、現在はその意義は薄れている。それよりも、言語モデル、クエリモデル、時間モデル、パーソナライズモデルなどが重要である」

なるほど、Googleのアルゴリズムの方向性が少し見えてきますが、今後はアルゴリズムの見える部分(公開部分)と見えない部分(未公開部分)に注意していく必要がありますね。





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