●刺客「FireFox」
いよいよ「FireFox3」がリリースされました。これまでより高速で、かなりのバグフィックスが行われているようです。高速化は魅力ですね。動作安定性も重要ですけど。
さて、このFireFoxの最新版がリリースされる前のブラウザシェアはどうなっていたかと言いますと、IEが約74%、FireFoxが約19%、Safariが約6%、Operaが1%弱でした。意外とFireFoxが伸びていますが、リリース以降はもっと伸びているかもしれません。
それは何故かと言ったら、面白い試みをしているからです。…なんとギネスの申請を目指しています!「Download Day」と銘打って、「24時間以内に最も多くダウンロードされたソフトウェア」としてギネス世界記録の樹立を目指しています。又、日本独自では「FireFox3の灯」という試みもしています。これは、FireFox3のダウンロード状況をリアルタイムに見る事が出来るというものです。
このような遊び心のせいか、FireFoxの成長率(シェア拡大率)は高いです。このペースで行くとIEに追いつけ追い越せという事態になるかもしれません。ちなみにヨーロッパでは既に30%ほどのシェアを握っているようですので、リリース後のシェア変化が楽しみです。(Googleもそうですけど、こういった遊び心を持った企業って伸びますよね。いや、伸びてるから遊び心が出るのか?)
実はFireFoxを開発するMozillaとIEの因縁は深く、Mozillaは一度NetscapeでIEに負けています。(負けたという言い方が正しいかどうかわかりませんけど…。)なので、NetscapeがベースとなったFireFoxはそのリベンジとも言えるんですね。もちろん、Microsoftも黙っているわけがありません。既にIE8のベータ版リリースを終えており、8月には第2ベータが出るそうです。
個人的には巨大な勢力に立ち向かっていく構図が好きなので、刺客「FireFox3」に期待しています。
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