●山登りと川下り
人生とは山登りである…結婚式などでよく言われる言葉ですね。（実は僕の結婚式でも言われました。^_^;）確かにその通りです。色々な局面に遭遇する中、一歩一歩少しずつ進んでいく様はまさに人生の縮図そのものです。
途中には厳しい岩場があるかもしれません。誰かと助け合いながら登らないと難しい斜面もあるかもしれません。いきなり落石があるかもしれません…これらは人生で起こる事態と酷似しています。
もちろん途中で立ち止まる事もあるでしょう。ただ、登るのをやめたら人生がそこで止まるのかというと、そうでもありません。立ち止まっても人生は勝手に流れて生きます。そういう意味では、実は人生とは「山登り」ではなく「川下り」なのではないかと…。
人生とは生から死までの「限られた時間」です。つまり有限の時間が人生であり、時間はこの瞬間も自動的に流れていきます。一生懸命生きていても、ボーっとしていても1秒は1秒なのです。そして時間は何があろうとも自動的に経過していきます。
そう考えると人生は「山登り」よりも「川下り」という表現がぴったりなのかもしれません。人生（時間）は決して立ち止まりませんが、これは絶え間なく続く川の流れと同じです。時々現れる分岐点や危機などをその場その場で対処していく…つまり選択の連続が「人生」なんですよね。
そして、水は必ず上から下へと流れます。自然の摂理にそっているのです。人生も自然の摂理と同じ。間違った事は起こりません。逆に言えば、正しい選択をしていれば正しい方向に進むのです。
人生とは瞬間的な選択の連続です。今この瞬間も何かしらの選択をしているはずです。時間の流れに翻弄されないように、瞬時に最適な選択を繰り返して行きたいものです。
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