●キャリア
イチローは小さなうちから明確な目標を持ち、それに向かって一直線に走ってきました。目標を明確に持ち、その目標をぶれさせない事は成功への一番の近道です。でも、小さいうちから明確な目標を持てる人は少ないです。小学生の時の夢がかなった人は少ないと思います。(人はそれを成功者と呼ぶのかもしれませんが…。)
だいたいにおいて、人は高校入学時、もしくは大学入学時(今では中学入学時なのかな?)に将来の目標を決めさせようとします。なりたいものをその時点で決めさせ、関連する学校に入れようとするんですね。でも、そんな年齢で、将来本当に自分がやりたい事なんて決まるでしょうか?
少なくとも僕は学生時代に明確な目標は持っていませんでした。それどころか大学時代は大学で勉強をせず、社会勉強に重きを置いていました。でも、それでもいいと思うんです。
学生時代の勉強はいわゆるキャリア選択のベースです。小中高の詰め込み方の勉強を得て、人とのかかわりや忍耐、そして勉強の「仕方」を覚えます。大学では自分の好きな事を学びますが、それも又知識のベースにしか過ぎません。学生時代の知識と社会に出てから必要とされる知識は又少し違うのです。
だから、社会に出た時点でゼロリセットと考えてもいいでしょう。その時点で自分の進みたい方向を決めてもいいのです。まぁだからこそ、学生時代の勉強はしっかりとしておく事が必要ですけどね。真に自分が進みたい方向が見つかった場合の選択肢を閉ざさないためにも…。
もっと言えば、会社に入ってから進むべき方向を見つけたっていいんです。色々な職種や役職を経験しておく事は人生においてプラスになります。会社の人間関係から学ぶ事もたくさんあります。反面教師も見つかるかもしれません。キャリアプランなんて必要ありません。常に学びを得る意識を持っていれば、どの時点からでも進むべき道を選ぶ事ができます。
今までにあなたが歩んでみた道に、無駄な道などありません。全てが全て何らかの意味を持っています。そして、その気さえあればいつでもスタートが切れるのが人生です。一貫した目標を持つ事も大切ですが、人生のステージごとに目標を変えてもいいんです。
今自分がどの方向に進めばいいのかわからない人は、まずは今の自分の立ち位置を確認し、その場所で何が学べるかを考えて下さい。きっとそこには将来あなたのためになる「学び」がたくさん落ちています。
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