●折れない心
ノーベル化学賞に4人目の日本人が受賞しましたね。おめでとうございます。その4人目の下村氏ですが、朝日新聞の座談会で司会に「若い人にアドバイスをお願いします」と言われて、こんな事を語っていたようです。
「興味があることだったら、どんどんやってやり遂げなさい、と。難しいことがあっても乗り越えなさい、と。近頃はね、初めっから難しそう、とやらない人がいる。おもしろいことがあったら、難しくてもやる勇気がないと。女の子は割に元気がありますけどね。特に男の子はちょっと意気地のない人が多いですね。」(朝日新聞10月10日朝刊より抜粋)
すばらしいメッセージです。下村氏は起業家としても成功しそうな方ですね。確かに、チャレンジ精神を持っていないと人と違う事は出来ません。そして、一歩を踏み出す勇気を持っていなければ人と違う道には進めません。又、何があってもやり遂げるねばりの心を持っていなければ絶対に成功はしません。
未知の世界へ進むためには、このような気骨が必要不可欠になるという事です。そうやって考えると、学者も起業家も同じなのかもしれません。戦うフィールドが違うだけで、根底に流れるものは同じような気がします
今回受賞した4人も決してノーベル賞だけを目指していたわけではないと思います。それは単なる結果であり、眼差しはもっと先を見つめている事でしょう。ノーベル賞は、ただ黙々と自分の信じた道を歩んできたひとつの成果だとは思いますが、その「自分を信じて歩み続けた」という過程が一番賞賛される所ではないでしょうか?
くじけそうになったら、心が折れそうになったら、先達を見習って頑張っていきたいですね。
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