●このまま行くと…
本日お伺いしたお客様のところでは景気の話になりました。そのお客様曰く、アメリカ追従型の経済が問題なのではなくて、日本人の意識が変わらなくてはいけないという事をおっしゃられていました。つまり、小手先の経済対策なんかをやっても意味がないと。もっと大きな視点で人々の意識を変えていかないと、ある周期で又同じような問題が起こるという話でした。
確かに経済も「波」ですから、ある周期で好況と不況が訪れます。でもそういった経済の波に影響されないような日本社会を構築していくのが必要ではないかというようなお話でした。そしてそれは地球の未来へのお話へと繋がっていきました。
僕が思うに、最近の「ヒト」は想像力が貧相になってしまったんではないかと思うんです。いや想像力の話だけじゃぁ無いとは思うんですけど、要するにこのまま進むと地球がどうなるかわかっているようでわかっていないような感じがします。
いや、結局「ヒト」の性質なのかも知れません。一度楽を覚えてしまうと、それ以下にレベルを落とすのが難しいんですよね。例えば車の問題だってそうです。二酸化炭素を多大に排出する車なんて乗らなければいいんです。でも乗ってしまう。時間の短縮とか与えられるメリットは果てしないですよ。でもそれよりも、ヒトは一度覚えた味は忘れられないんです。楽しちゃうんです。
悲しい話ですが、人々の意識が変わらなくてはいけない問題というものは、おそらく変わる事ができない問題なんです。「足るを知る」という事を皆が理解し、実践する事ができれば少しは変わるかもしれませんが、多分その場面に直面しないとわからないんですよね。直面してからでは遅すぎますが…。
そこまで愚かだとは思いたくは無いのですが、人類はゆっくりと破滅に向かっているような気がしてなりません。
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