●マイノリティの対応
先日お伺いしたお客様のところでは、追客についてのお話になりました。今はどこのお客様でも、やはりホームページを使って集客し、メールなどで追客していく事が多くなってきています。逆に言えば、今伸びている企業はどこもネットを上手に利用しています。
でも、それでもやはりネットを使わないアナログな顧客層は存在するわけです。ネットでの追客に慣れていると、そのようなお客様の場合かける手間とかかる時間が倍増してしまいます。
例えば、メールでデジタル画像を送ろうと思っても出来ないわけです。印刷した写真を郵送したりFAXで送ったりする必要があります。見せて打ち合わせする書類や図面もリアルタイムにやり取りできません。どうしてもタイムロスが発生します。ちょっとした事が簡単に出来なくなってしまうのです。
でも、そこにかけた「手間」というのは、必ず「評価」となって帰ってきます。だからこそ、時間がかかっても、手間がかかってもしっかりと対応すべき。先日お伺いしたお客様は僕らが言うまでも無く、その辺の事をよく理解されていましたので問題ありませんでしたが…。
ネット全盛のこのご時世でも必ずマイノリティは存在します。そして、そこを見捨てずしっかりと対応をしていく事は企業価値の向上に繋がりますし、新たな顧客層の開拓にも繋がります。何よりアナログな人たちは「口コミ」や「紹介」という一番の武器を活用していますので、決して無視できません。
アナログもデジタルも分け隔てなく、手間と時間を惜しみなくかけていきたいものです。
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