●心はホット頭はクール
経営者はいつでも情熱的に熱く、それでいて情に厚くなければいけません。反面、モノゴトを判断する時にはドライな選択も必要になります。この相反する感情ですが、経営者にはどちらも必要です。
僕も多くの経営者を見てきていますが、とにかく熱い人や情に厚い人って多いです。でもモノゴトをドライに判断できる人は、ほんの一握りのような気がします。
「ドライ」と「冷たい」は違いますので、人間的に冷たくするのとはちょっと違います。「冷まして」という感覚が近いのかもしれません。会社のために本当に必要な選択肢を、色々な状況を見据えた上で戦略的に判断できる、そして実行できるかと言う事になります。
もちろん、「やらない」という事も選択肢の一つです。でも「やる前からあきらめる」とか「一度始めたものを撤退する」のって、経営者は嫌がるんですよね。何故ならば熱い人が多いから。^_^;
ただ、引く事も経営者に必要な能力のひとつなので、ここでドライな選択が出来るかどうかは重要です。感情(心)ではなく、理論(頭)で判断しなくてはいけません。これって、実は重要な部分です。
やると決めたらとことんやる、やらないと決めたらとことんやらない。そして、「やる」も「やらない」も熱くドライに判断しなければいけません。心はいつも熱く、頭はいつも冷まして…経営者の鉄則ですね。
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