●理由を与える
先日お客様のもとへ向かう車の中で、スタッフと「理由」についての話になりました。人によっては「理由」がないと動けない人がいるという話だったのですが、実はこれは逆だと思います。
人というのは基本的に、自分が動きたい方向というのはもうすでに決まっていて、そのように動くために「理由」を探すのではないかと思うのです。
例えば何かを買おうと思っても、人は理由があれば躊躇しません。例えばやってダメな事でも、自分を正当化できる理由があればやってしまいます。そう、人は「理由」に逃げている、「理由」にすがっているのです。
そう考えれば、人に何かを買ってもらおうとする時、人を動かそうとする時、こういう時は納得できる理由を与えてあげればいいという事になります。実はこれはホームページも同じです。ホームページ上で理由を与えてあげれば反応率は高まるのです。
人は他責を一番楽に感じます。自責はあまり好みません。だからこそ、「理由」という他責に逃げるのです。そして自分を正当化するのです。もうひとつは依存ですね。「理由」に依存する事によって、自分を安心させているのです。
なんでもかんでも「理由」が必要なわけではありません。でも「理由」は人を動かす上では大事なことです。あなたの商品やサービスにも「理由付け」をしてみて下さい。きっと反応率が変わってくると思いますよ。
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