●企業の大小
先日お伺いしたお客様の所で不況の話になりました。まぁこういうご時世ですから、ジャンルを問わずどこの会社も少なからず影響を受けていると思います。でも、不思議と弊社のお客様への影響は少ないのです。いや少しはあるんでしょうけど、大きな問題にはなっていません。
これはネットに主軸を置いている(もしくは移行しつつある)事が理由のひとつにあると思います。もちろんお客様自身が努力をしている事も大きいでしょう。ただもうひとつ理由があるなと気が付きました…それが企業の大小。
弊社のお客様は大企業もありますが、90%は中小企業です。零細とまでは言いませんが、小さな会社が多いのも事実です。それは何故かと言ったら、中小企業が大企業に太刀打ちできるのはネットしかないからなんですよね。なので、会社の規模が小さければ小さいほど、自然とネットに力を入れるのだと思います。
そしてそういう小さい企業ほど、広告宣伝費に回せる費用は大きくありません。というか、確実なリターンを求めます。中小企業にとって大事なのはホームページの見栄えでもシステムの凄さでもなく、確実に売り上げを上げてくれるホームページなのです。なので弊社にそういう会社が集まってくるのもわかるんですよね…。
で、そういう小さな会社って実は不景気の影響も受けにくいんです。いや、影響はあるんですけど、規模が小さいから影響も小さいんですよね。反して大企業は影響も大きいです。しかも、今回のような想定外の状況にはホントもろいんですよね…。
どちらがいいというものではありません。大企業でもこの不況の中、利益を伸ばしている会社もありますし、中小企業でももろに影響を受けている会社もあります。(大企業依存型の中小企業は全滅ですよね…。)どちらにも一長一短があります。でも、少なくとも弊社のお客様に限っては企業の規模が良い方に動いているようです。
もしかしたらこれからのビジネスは、1つのビジネスを大きく育てるよりも小さなビジネスを複数育てた方が、リスクがヘッジできるのかもしれません。
<< 前の記事(心と心) | 次の記事(MONKEY MAJIK TOUR '09 「Fantasia」)>> |