●go.
MasterCardの「priceless」のCMも好きですが、今度のVISAのCM「go.」もいいですね。カード会社って、なんかこう共感を持たすのが巧いんですよね。ヤル気を引き出させるというかね。(まぁ、気持ちの向上は消費の喚起にも繋がりますからねー…。)
MasterCardのCMを作ったのはマッキャンエリクソンの本谷一也氏ですが、氏いわく「TV CMは突然入り込んでくる無遠慮な訪問販売に似ている。だからドアを閉められないよう、好感、共感を感じてもらうサービスが絶対必要なんです」との事。なるほど納得です。
結局共感を得るものというのは、よくある日常を普通の視線で描いたもんなんですよね。普通の人が思い描く普遍的な夢、あたりまえの幸せなんかを上手に表現できるかどうかなんです。見ている人が、思わず頷いてしまうようなものが成功なわけです。
そういう意味では前述のMasterCardに続いて、今回のVISAのCMも成功なんではないでしょうか?これから春を迎え、時期的には「変化」の季節です。オバマ大統領のChangeもかけているのでしょう。閉塞感が蔓延する今の世の中で、変わりたいと思っている人も多い事でしょう。そういった情勢、時期、キーワードなどを巧みに利用したCMですね。見ている人が背中を押されるCMだと思います。
「なりたかった自分になろう。やりたかったことをやろう。」っていうのがCMの最後のフレーズですが、人は自分が変わろうと思えば変われるのです。逆に変わろうと思わない限り、変わる事は出来ません。まずは「変わろう」と思う事、そして変わるために「一歩踏み出す事(go)」が大切です。
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