●デカップリング
先日弊社のお客様と前犬山市長である石田芳弘氏の対談を聞いていたら、石田さんがいい話をしていました。石田さんもどなたかから聞いた話らしいのですが、今の経済状況はデカップリングであると言うんですね。
カップリングとは要は結婚状態の事で、モノとお金が結婚している状況というのが良い経済状況なんだそうです。でも、最近はモノとお金が離婚(デカップリング)状態だそうで…モノに関係なくお金だけで世界が動いているという状況が、今の経済破綻を生んでいると。
確かにその通りだと思います。そもそもユダヤ人の思想をたくさんの人が真似し、お金だけを動かしてお金儲けをする事が一般的になってしまったのが問題でないかと。ユダヤ人の思想が良いものか悪いものかは別として、単なるマネーゲームになってしまってはダメだと思うんですよね。
お金というのは単なる金属や紙にしか過ぎません。そこに人が「等価」という価値を与えてしまったんですね。つまり、それは何かの対価であって、お金がお金を呼ぶというものでは無いような気がします。お金を増やすのが目的でなく、どうやってお金を得たかという過程の方が重要だと思うんですよね…。
そりゃお金は無いより有った方がいいですよ。なので奇麗事かもしれません。でも、一瞬で億万長者になってもそこに幸せは落ちていないような気がします。できれば、お客様の笑顔の対価としてお金を受け取れるような商売がしたいですね。
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