●BCP
9月末から10月頭にかけて新型インフルエンザの発症がピークを迎えると、厚生労働省から発表がありました。なんでも多い日だと1日76万人も発症するんだとか…すごい感染力です。
ここまでくるともう感染は避けられないと言うか、予防よりも感染後の対策を考えた方がいいでしょう。(もちろん予防も大切ですよ。)
企業における対策はBCP(Business Continuity Plan)になります。日本語で言うと、事業継続計画とか緊急時企業存続計画になります。BCPは何もインフルエンザに限っての事ではありません。テロや地震だってそうです。要は、何か緊急事態が起こった際にビジネスを継続できるような行動計画を作る事が大切なんです。
リスクマネジメントの一環ですね。想定される事態を全て考えて、予め対策を用意しておく。そして事業への影響を最低限(もしくは0)に留めるのです。又、影響を受けてしまった場合のために、行動する優先順序と手順も決めておく場合が多いです。
特に大きな災害の場合、影響を0にする事は不可能でしょう。例えば電気が止まるだけでも事業は止まります。スタッフと連絡が取れなくなる可能性だってあるわけです。大きな事も小さな事も、影響を受けそうな事は全て洗い出して、先に対策を考えておく必要があります。
新型インフルエンザをきっかけにしてBCPを策定する企業も増えてきました。FolksWorksでは丁度月末から月初めがお客様まわりの週となるのですが、今回がいい機会です。自社で感染した場合、家族が感染した場合、訪問するお客様が感染した場合、やむを得なく事業を停止せざるをえない状況に陥った場合など色々想定して、とりあえず新型インフルエンザのBCPを策定していきたいと思います。
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