●イメージする
先日試してガッテンで脳の仕組みについて解説されていました。それによると「物忘れ」というのは記憶力の低下ではなく、うまく情報(記憶)を探し出せないだけらしいです。
そこで重要となるのが「ACC」という脳の前帯状回なる場所…ここが衰えると、物忘れがひどくなったり、思い出そうとしても思い出せない事態が発生するようです。
このACCという箇所は、情報(記憶)を「仕分け」する能力と、見つけ出すために「索引」する能力を兼ね揃えています。入ってきた情報を後で見つけやすいように、見つけやすい場所に収納するんですね。しかも、同時に2つの事をやろうとすると、前にしていた事を忘れてしまいがちですが、それをわすれないように引き戻してくれる役割も持っているようです。重要な部分なんですね。
ACCは加齢と共に衰えていくそうです。でも、若いのに物忘れが激しかったり、年老いても記憶力が素晴らしい人は居ますよね?つまり、ACCには個人差があり、鍛える事が出来るんです。では、どのように鍛えればいいのでしょうか?
答えは「イメージする」事です。しかも、よりリアルにイメージする事によってACCの能力は高まるようです。しようとしている事を、五感なども含めてとにかくリアルにイメージするといいみたいですね。
肉体が衰えて行く事は自然の成り行きです。でも脳の老いは誰しもが危惧する問題だと思います。なので日頃からなんでも「イメージ」するくせをつけると、老いが緩やかになるかもしれません。一度試してみる価値はありますね。
<< 前の記事(らあめん 天空) | 次の記事(個性)>> |