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2009年12月15日

●見えない利益

本日は事務所にとあるお客様が来たのですが、その方から経営に関する相談を受けました。いや、僕自身が経営の若輩者ですから相談に乗るなんておこがましかったんですが、その方の真摯な姿勢に押されて色々なお話をさせて頂きました。それこそ、今までのFolksWorksが取ってきた経営戦略も隠さずお教えしました。何かの参考になるかなと思って。

…というか、その方の中では既に「どうすればいいかわかっている」印象を受けたんで、ちょっと背中を押してあげただけなんですけどね。まぁそんなお話の中で、数字の話にもなりました。利益率が少ない仕事をどうするかという話です。

ありますよね、利益率が少ない仕事…でも「機械を止めるより動かしておいた方がいい」と考えたり、その企業との「お付き合い」を考えたりして受けてしまう事もあるはずです。特に下請けや弱小企業は価格を叩かれる事もありますから、こういう話も多いと思います。

弊社でも今までにあります。人件費を考えたら真っ赤かな仕事が。(まぁこういう仕事では人件費を考えたら動けなくなりますけどね…。)もちろん、「情」や「お付き合い」が絡んだりして動かなくちゃいけない場面っていうのも出てきます。そういう場合は「心はホット」にしつつも、「頭はクール」に判断しなくてはいけません。


まぁ、時間の許す限り、弊社ではなるべく受けるようにしていますけどね。…なんでかといいますと、そこには「見えない利益」が存在するからです。

自分や社員の能力を向上させたい場合、何をさせたらいいか知っていますか?…それは「経験を増す」事です。特に現場での実践的な経験を。それを思えば、例え利益が小さな仕事でも「経験を積ませてもらえる」んです。そして、この経験はきっと「次」に生きるはずです。又、きちんとした仕事をすれば紹介やリピーターにもつながります。

「やらないで後悔する」のであれば、「やって後悔」した方がいいです。一歩踏み出さなくては何も見えませんので、まずは一歩踏み出す事が大事ですね。ただ価格競争に陥ってはいけません。価格競争では資本が大きな方が必ず勝ちますから、価格ではなく価値で勝負すべきです。

経験から得るものは大きいです。それこそ「失敗」から得るものが一番大きいんですが、失敗ばかりでもいけません。経験と利益…このどちらかが得られれば仕事をするメリットはあると思いますが、この割合が経営者判断になると思います。





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