●感謝の心
例えば親とか奥さんとか、当たり前のように家事をお願いしていますけど、これは決して当たり前の行為ではありません。一度やってみるとわかりますが、食事も掃除も、洗濯も結構な重労働です。家政婦さんなんかだとお金を払って雇いますが、家事は仕事と同じくらい大変なのです。
では何故文句も言わずに親や奥さんが家事をしてくれるかと言いますと、そこには「愛」が存在するからです。家族を愛しているからこそ、家事が苦にならない…いや苦かもしれませんけど、愛があるからこそ苦でもこなす事が出来るのです。
だからこそ、それを当たり前と思ってはいけません。常に感謝の心を持つべきです。そしてこれは何も家事に限った話ではありません。何事にも感謝の心を持つべきなんです。例えば、今日一日を無事に過ごせた事にも感謝すべきですし、屋根付きの家に住める事にも感謝すべきです。食事できる事にも感謝すべきですし、生まれてきた事にも感謝すべきです。どれもこれもが当たり前のように見えて、当たり前ではないんです。
例えば、空気を吸える事でさえ感謝すべきです。僕らは当たり前のように毎日呼吸をして生きていますが、呼吸が出来る事に感謝すべきなんですよね。空気がある事を当たり前のように思ってなかなか有難みを感じませんが、試しに息を止めてみて下さい。おそらく1分後には僕の言っている事が理解できると思います。
当たり前のように見える事は、実は当たり前ではありません。感謝の心を忘れないようにしたいですね。
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